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夏を
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作詞 奏葉 |
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水に映った 君の顔はぐちゃぐちゃで
僕の世界が歪んでいるのに 記憶の雨は 雨は
頬に移った 僕の水は乾かぬままで
君の姿は見えているのに 曇ったまま 今日を
考えても決められなくて走馬灯を帯びている 僕の頭は
答えが見つからなくて もがいて 助けを呼んでも
君の声が聴こえないんだ 夏が僕らを引き離す
暗い中に光が見えたら 手を繋いで進もうよ
光に導かれて 大粒の花が舞う
“来年も一緒にいようねなんて そんな言葉なんかいらないよ”
悔しそうに笑う君と 何も言えない僕
蒸し暑い夏のせいだ
大人たちは言う 君のせいじゃないんだよ
どんな励ましのことばだって 優しい嘘だって 嘘
誰かが言う 聴き慣れたことば
大丈夫だよだなんて 上辺の嘘だって
全部を悟って哀しげに笑ってた 君の決意を
諦めきれない僕だけが 祈って 謳い続けても
君の歌が聞こえないんだ 夏が僕らを遠ざける
この雨が止んだらさ 色んなところに行こうよ
太った雲が家出して 眩しい花が照らす
“雨も好きだよなぜかって 明けたら虹がみれるでしょ”
戯けて笑う君と 何もできない僕
騒がしい夏のせいだ
ねえ ほんとはわかってたよ
夏のせいではないんだ 逃げたんだ 逃げて 逃げて 逃げて
君がいなくなるのが怖くて 君から 僕自身から
遠ざけたのは 誰でもない 僕だ
僕も 僕も決めたよ
暗い中に光が見えたら 手を繋いで進もうよ
光に導かれて 大粒の花が舞う
“来年も一緒にいようねなんて そんな言葉なんかいらないよ”
悔しそうに笑う君と 何も言えない僕
誰のせいでもないんだ
いつかどこかで出会えたら 渡せるだろうか
君が好きな 大粒の花束を
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