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くるみ割り人形
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作詞 愚者 |
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灰色鼠と12時の鐘
乾燥した手で触れていた
揺れて弾けた泡沫に
残香燻らす愛の雫
背徳噛み砕いたクルミ割り
前奏だけで狂いだした
夜の隙間に軽音と
残火惑わす聖杯一つ
その結末を知りたいのならば
夢の中でまた会いましょう
あなたと踊るグラン・パ・ド・ドゥ
壊れるくらいに愛し合った
ねぇこんなにも切ない夜は
もう少しだけ腕の中に居させて
灰になる前にもう一度だけ
優しいその手で触れてほしい
憂いを知らない兵隊と
讃美歌だけが街を彩る
その顛末を着飾った言葉
夢の中でまた会いましょう
星も見えないきよしこの夜
溢れるくらいの愛が欲しい
ねぇこんなにも苦しい胸が
あなたを忘れないようにと教えてる
僥倖流行る露店と演舞
きらびやかな夜を飾り付ける
独り舞台で乖離と虚ろ
おためごかしの夜を染め上げた
一人眺めるグラン・パ・ド・ドゥ
壊れるくらいに愛し合った
ねぇこんなにも切ない夜は
もう一度夢の中へ
あなたと踊るグラン・パ・ド・ドゥ
壊れるくらいに愛し合った
ねぇこんなにも恋しい夜は
もう少しだけ夢の中に居させて
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