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ときめいた時
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作詞 野馬知明 |
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姫鏡台に 掛けた 帯
音を 立てて しなだれ 落ちる
指で 髪を 梳くような
愛の 仕草は もう
見飽きてしまった
昔のように 胸ときめかない
街で 出逢った時の お前が
ただ ただ ただ 懐かしい
茶のハンガーに 掛けた 服
派手な 柄と 伏し目で 詫びる
指で 頬を 突くような
愛の 仕草に もう
慣れ親しんだ
昔のように 胸ときめかない
郷里(くに)を 出てきた時の お前が
ただ ただ ただ 懐かしい
テレビの上に 置いた 箸
あしたの 朝に 洗うと 隠す
深夜 テレビ 観るような
今の 姿に もう
夢も褪めきった
逃げ出してきた 遠い北国で
波に 濡れてた時の お前が
ただ ただ ただ いとおしい
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