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おんな雪
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作詞 野馬知明 |
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一 冷たい俺の指先を 口に含んで暖める
一緒になれない それでもいいのよ
そういう女の涙雪
優しさが 優しさが
この胸に降り積む
いっそ世間に 背を向けて
明日を捨てよか 雪の宿
二 別れる俺の足元に 頬を摺り寄せ縋りつく
どうぞ一人で お帰りなさいと
涙にやらずの雪が降る
愛しさが 愛しさが
この俺を惑わす
死ぬと言うのか この俺と
命いらない おんな雪
三 雪舞う駅にベルが鳴る 窓に唇押し当てて
けして あとから ついては行かない
涙でつづった さようなら
切なさに 切なさに
この胸がしばれる
生きて行けるか 一人きり
心残して 汽車は行く
四 雪降る空に想い出す 白いうなじに細い指
荼毘の噂が 北から届いた
さみしい笑顔が 目にうかぶ
儚さが 儚さが
この胸を引き裂く
ずっとあれから 一人きり
あなた命と おんな雪
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