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別れの東雲
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作詞 野馬知明 |
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一 別れの空のしののめを一体何に喩えよう
窓辺の白い紫陽花が例えば不意に紫に
デッキで手を振る無邪気なあなた
どうしてこんな船乗りに
私は恋をしたのでしょう
別れた後のやるせなさ 一体何に喩えよう
薄紅色の紫陽花が例えば不意に散るような
二 別れのテープ 口づけて 一体何が伝わるの
出て行く船に引き裂かれ想いは不意に千切れます
忘れる頃また戻って来たら
今度はきっとさようなら
私は夢を見たのでしょう
また逢うときの切なさを一体何に託そうか
想い出部屋にちりばめて転がす未練 恋枕
三 出逢いの空のしののめを一体何に喩えよう
窓辺の白い紫陽花が例えば愛の薄紅に
港のお話 優しいあなた
ひととき夢を見た後は
私は融けて流れます
愛した後の残り火を一体何に喩えよう
真っ赤に燃える紫陽花が例えば不意に咲くような
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