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回転扉
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作詞 野馬知明 |
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一 何ごともなく 満ち足りていた
そんな夕暮れ 貴方に出逢った
永い時を隔てて いま蘇る
死ぬほどに抱きしめた愛のまぼろし
回る 回る 回転扉が
回る 回る ふたりの子どもが
貴方と同じほほ笑みの
愛の忘れ形見
二 幸せ過ぎて 時の経つのも
すべて忘れて はしゃいだあの頃
蒼い愛は小さな 過ちさえも
許さずに走り去る宵の星くず
何故に 何故に あの秋 貴方は
手紙 ひとつ 書かずに消えたの
一年待っていたけれど
二年待てなかった
三 今はもういい 胸を切り裂き
熱く身を焼く 激しいくちづけ
セピア色の想い出 ただ懐かしく
一人ふと想い出す甘いせつなさ
遥か 遠い 二人の青春
けれど まるで きのうの出来事
あすから命尽きるまで
忘れられぬ別れ
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