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死に写し
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作詞 Ibu |
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その人がいなくなった時
その人の生き様が
思い出し、そっとその顔を
覗いてみました
その顔を見た時
それはそれは美しいよな
死に写しの様な
自分がいたのです
ああ、なるほどな
自分はこの世に居る
訳じゃない事を
さり気なく知っていたのか
それは幽霊の生き様でした
死んた後の生き様でした
僕の家族や友人は
墓の前に来るのかな?
死んてもこの世に居座りたくて
ちょっと化けて見たかっただけて
そんな死の後の世界
僕がちょっとだけ望んだ世界
その人と共に逝った時に
その人の死に様も
何故か愛おしかったので
収めていました
死を前に撮った写真
それが最期を彩った様な
生き写しまでは
似る事は無かったけど
ああ、それでか
自分がこの世に居る
訳じゃない事を
ちょっと後悔しているのは
それは退屈な生き様でした
死の後とはそんなもんでした
きっと時間が経てば
仲間も何れ増えるでしょう
それを信じて居座り続けて
偶に驚かせるのはそういう事で
そういう死の後の世界
不変的な何となくな世界
こんな僕の何処に
似るというのでしょうか?
きっとそんな人が居たら
悲しいからさ
君にはまだ死んて欲しくないからさ
死に写しの様な君で
あって欲しくないのが
死者から送れる唯一のメッセージ
死の後の世界程さ
不自由な事は無くってさ
まあ、死んた方がマシと
思うかもしれないけど
多少は生きてた方が
ずっと苦しいは無いと思うから
君にはどうかあの人の様な
生き写しの君であって欲しいな
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