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梅雨雨に濡れながら
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作詞 Ibu |
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今日の天気は生憎雨らしくて
少しならばと傘を差さずに歩いた
憂鬱が晴れる事を信じて
僕はその雨を浴びた
世間では今の時期を
梅雨入りと呼ぶらしい
気持ちが乱れているのを感じながら
躁気味な僕は今日もはしゃげていた
過去の淡い春も、これからの楽しみという夏も
食べてしまえばいい
梅雨という季節の仲間外れを
トッピングにして味は水々しくて
今日も歩くよ、自分の為に
それとも、誰かの支えの為に?
いいよ君が望むのならば
土砂降りの雨にだって濡れてやろう
今日の色は何色だろう?
私の色は何色だろう?
それを探す旅に出よう
その一歩を踏み出した
雨模様に今日も濡れた儘
明日の天気も生憎雨らしく
傘を忘れた僕は濡れながら歩いた
憂鬱は晴れはしなかったけど
昔の様に雨と遊んだ
世間も変わってさ
梅雨明けも何れ訪れるのです
でも、今日と昨日と明日の
何処が違うと言うんだい?
何時か来る秋も、凍える様な冬も
今の僕じゃ食べれないな
ならば雨を雪になれなかった雨を
トッピングにして少しシャリシャリしていて
下手な音を奏でた雨は
僕の心の様な雨は
どんな雨も望んじゃいなかった
霧の様な雨だってそうだったよ
濡れに濡れたこの僕を
誰か乾かして下さい
旅に出るには遅すぎたけど
まあいいやってぼやけた
頭が痛くなる、気持ちも落ち着かなくなる
雨の象徴が梅雨だとするなら
僕は何の象徴だったのだろうか?
今は分らなくていい
日が昇り、雨も止んでいく
僕の心も止むのだろうが?
最期迄、言いたかった事
「雨が好きでした」と
嘘を重ねた好きを偽った
この愛情が僕の事を愛してくれるのなら
日常で蓋をしよう
歩く事に意味なんていらない
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