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髑髏
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作詞 Ibu |
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死の末はこんなもんさ
洒落た事なんて言えやしないんだ
ドクロとも読み取れるそれは
案外塵となる
死ね頭ねぇ正に洒落頭
皆死の哲学を
堪能してる
馬鹿か?阿呆か?
死んだら死んだらって
お前はその末路を
見てきただろう?
墓場入りで済むのならば
天国も地獄も何方でも
気が楽で済むのにな
どうせ永遠の無意識の生活
死ぬのか怖いの真意は
そこにあるんじゃないの?
夢を見れば誰もが逃れる
そんな現実ある筈無い訳で
お休みを戴いたその肉体は
やがて灰になる
その死灰を一つずつ蒐集すれば
一つの形貌になると
信じる者が増えた
莫迦か?浅墓か?
死の末路、終点を見てただろ
焼却の業火は
死しても死を味わう様で
そこに残った骨骨は
支えていたモノ、守っていたモノ
どれもが試情牡の問で
断たれた道の先で意識を
持つ事が出来たのなら
悍ましげも無かったのかな
死を詩にする程
僕は死をよく知らない
その死が美だと言うのならば
貴方の死で咲かせて欲しい
洒落の気がない頭顱の中身が
着ぐるみの様に綿で出来ていたら
微熱の様な暖かみを得ただろう
爾今進む未来は無かった
せめて、この頭蓋骨だけでも
髑髏の跡を、痕跡を
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