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空描きの頌
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作詞 Ibu |
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空をなぞったあの日々を
忘れはしないそんな日々を
鼻歌歌ったあの日々を
明日も聴かせてくれるかな
何処までも続いてほしい
夢という現実が僕にはある
眼越しに見た映り行く自分がいる
そんな自分が好いてしまった
ピアノの音が時を速める
時計の音が時間を急かす
零れ落ちた思い出という欠片を
明後日も探してくれないかな
何時迄も届かない思い
それは頌の届かない音色と同じで
想像したそのメロディを感じ取って
歌う私に好いてしまった
なぜ期待してしまうのか?
なぜ我慢してしまうのか?
其れすら分からない僕は
空に絵を描き続ける
刻めるのは軌跡だけなんだと
愛しいと思ってしまった
好いていると思ってしまった
それで永遠に「じゃあね」じゃ
好いたままだ唯それだけになってしまう
これが恋だとするならば
もう一度最初からやり直したいと思う
好いている、好いている
何度だって云うよ好いていると
これが僕の春、散りゆく桜に看取られながら
これが僕の夏、転々とした太陽に手を伸ばし
これが僕の秋、涼しい風が木枯らしを生むなら
これが僕の冬、雪に体を埋められてしまうとしても
これが僕の軌跡、今まで歩んできた道だ
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