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藤原京跡
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作詞 小山 景司 |
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大和三山 見晴かせ
藤原京跡 吹く風よ
朱塗りの柱も そこかしこ
立っているけど
古い城門(もん)さえない
僕は僕は 侘しさに 心が震える
古い歴史の 都で あゝ
少年達は 凧揚げしてる
音羽三山 向かう道
伊勢へと斎宮 行ったろか
皐月の空は 桜(はな)もなく
澄んでいるけど
天地は広すぎて
僕は僕は 佗しくて 体が震える
小さな朱塗りの 柱に あゝ
隠れる小鳥 今なに想う
ほんの僅かで 遷(せん)都され
心も乱れる その中で
朱塗りの柱に もたれては
泣いた女官も 怒ったおのこ等も
きっときっと 居たはずさ
ペダルも震える
人の未来(あした)は 誰にも あゝ
分からないもの 恋は尚更
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