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意地っ張りの冬
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作詞 yukko |
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あの頃冬は嫌いだった
冷たくて震えてて
意地っ張りには酷な季節
寒くないって強がった
理由なんてものはなく
構ってもらうための手段の一つ
弱さを見せることは
負けを認めることと同じで
ひとりぼっちの戦いが
毎年冬に幕を開ける
はじめから弱いフリ
そうすれば見損なわれることもない
同時に期待されもしないこと
気付かず意地さえ張らなくなった
そうした日々は案外楽で
何だって主張ができた
そこに意思は残ってたのか
弱さを振りかざすことは
結局保身と変わらない
ひとりぼっちの戦いの方が
まだかっこよくいられたな
今年の冬は素直になって
寒いと弱音吐いてみた
誰も馬鹿にはしないこと
ようやく知った弱い大人
心の氷がいま溶け始める
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