ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票
 コメントを書く

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

大自然のお叱り
作詞 JOU
ああ 木々の声が聞こえる静かな公園
孤独でも嘆きでもない この謎めいた心境に木々は共感する
「折れるなよ」赤い花の上にそびえる 緑の大きな葉が明るく叫ぶ
「わかっているさ」偉大な地球の大自然にも 平気で虚しい嘘をつく
皮肉でも冗談でもなく 心の声は無意識に感情を残酷に混乱させる

「ここは危険だよ」強い風でへし折られた電灯がそっと呟く
安物の携帯電話を寂しくうつむいてみていたから その声は曖昧で
「こんな時にまで 大自然の中でも
小鳥の囁きさえ聞かず テクノロジーにすがるのか」
「人間はなぜそんなに地球を支配したがる」
「ウイルスに時代を引き継げ もう必要ないと言いたくてね」

緑の絵にかいたような美しい永遠の葉がそう問いただす
「やりたい放題だったんだよ」
強い口調で茶色く惨めで哀れなベンチに座る 紳士の高齢者が急に笑う
「焼け野原を知らないだろ」
携帯電話を100円の自動販売機に投げつけ 現実をぶつけた

「もうすべてに疲れたんだ この世界は汚すぎる」
木々はミュージカルのように大げさに笑う
「優しいね 別に言えば 弱いんだよ」
なぜか突然悲しくなり 涙がこれでもかとあふれ 紳士がハンカチを差し伸べる

きっとがんばりすぎたんだ 何もかも
地球は人類を見捨てた 調子に乗るなと殺されてる
大自然の怒りに触れたのなら 人類よ 先の道はウイルスに譲ろう

人類はもう やりたいことはすべて気持ちよくやったんだろ
悲しい月へ寂しげに行く準備も だいぶ前からできているんだろ

「もう行きなよ 人類のわがままにはうんざりさ」

もう茶色く黒く汚れた悲惨な落ち葉さえ 公園には今はない

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル 大自然のお叱り
公開日 2020/04/23
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 環境問題
コメント
JOUさんの情報













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ