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UK
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作詞 C.66 |
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雨上がり青臭い陽 アスファルトの熱は和らぐ
お気に入りビニール傘 同じ色の青で縁取る
二歩先を歩くキミの 白い腕が妙に不安で
気付かないフリをしては 一時だけ光に懐く
「子供の頃聴いたあの歌のような恋愛が
待ってるものだって思ってた」なんて笑ってた
消えないでいてね出会った頃のキミのセリフを
叶えたいと願った 情熱だけは覚えてるのに
行ったり来たりを繰り返すから冷えていくんだ
この晴れ間はいつまで 続くのかなと考えている
ニュースでは梅雨の知らせ 例年より少し遅いね
傘を差し距離はひらく 所在のない暇な左手
錆びついた癖で触る お揃いのイルカのリング
動かない青い時計 上がる雨も意味を成さない
二人がよく聴いたあのラブソングの結末は
悲しいものだったもう会えないこと悔やんでた
接続の悪い電話の向こう不満も言わず
キミの声を何度も せがんではまた会いたくなった
積み重ねてきたつもりの日々がやがて曇って
繕う様束の間 照らす光じゃ手遅れなんだ
別れの場面をリリックにして閉じ込めている
あの時から手離す 準備は既にあったのだろう
傘をなくしても前を歩くキミが答えで
水たまりを照らした 太陽のせい影ができた
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