|
|
|
絶対王政学園
|
作詞 虚無虚無プリン |
|
笑顔で挨拶して
笑顔で相手の話を聞いて
やることちゃぁんとやって
暇が出来たら相手を少しだけ手伝う
人って何気ない親切に弱いんだって
ちょっと手伝ってあげただけなのに
「ありがとう」とか「君ってホントに優しいね」とか言っちゃってさ
気づけば円の中心に
みんな口を揃えて 私のことを
「最高」と褒める
そうよ 私は完璧なの もっと褒めてよ!
みんなバカね
私が何の為に 優しくしてやってるか知らないでしょ?
私が一番になる為よ
私が会話の中心になる為よ
みんなバカね
私が無益な行動を好んでするとでも思ってるの?
みんな私の地位を上げる為の道具よ
あなた達に光なんて当てさせないわ
全部私の物よ
私は...
テストは平均以下
提出物は大体忘れる
運動音痴で
歌も絵も料理も出来ない
世の中鬼才な子はたくさんいて さすがの私も敵わないけれど
そんな奴らは難癖付けるか
根も葉もない噂を影で吐き出せば
みんな寄り付かなくなるわ そして私の下にやってくるの
みんなバカね
あなたの信じてるエピソード ホントかどうか吟味してないでしょ?
みんな私に餌付けされたハイエナよ
私が指示すりゃ 飛びかかる
みんなバカね
自分の手が真っ黒に染まっているの 気づいてないでしょ?
私は悪くないわ
みんなが勝手にしたことでしょ?
ほら みんな 今度の獲物はアイツよ
靴を隠して 筆箱壊して 個人情報電波に載せちまいな
もちろん私はやらないわ
全部あなた達だけでやってね?
………
ある日を境に 私の周りは空洞に
何でよ?みんな私の事大好きでしょ?
でも 向けられるのは冷たい目
地位が崩れてく 頂点が私じゃなくなる
何でよ 何でよ 飼い犬に手を噛まれた気分だわ
気づけば円の外側に
私バカね
みんなが何の為に 私の言う事聞いてたか知らなかったわ
みんな一番になりたかったのよ
みんな会話の中心になりたかったのよ
私バカね
みんな無益な服従を好んでする訳ないじゃない
みんな私の地位を下げようとしてたのよ
私はハイエナに喰われたのよ
私に二度と光は当たらないわ
全部私の自業自得よ
私 みんなの道具だわ
利用される玩具に過ぎないのよ
|
|
|