|
|
|
あともう少しだけ
|
作詞 Tom Kammar |
|
張り詰めた弦を風が抜け音が
割かれる様に静まり返る
弓月夜 隠れては現れる
忘れゆく記憶の様に
ぼんやり影落とし揺れている
境内に立つタラヨウ樹
誰かの夢を見ているのそこで
いつからそのままでいるの
昨日まで軒の
並んでいた
石畳表れ今は
しじまを取り戻す
夏が駆け足で過ぎてく
何処からか流れてくる焼けた
花火の匂い 風に乗って
消える泡沫 夏の空
儚く消えた閃光は
今も誰かの目に焼き付いて
夏が駆け足で過ぎてく
何かを変えて
張り付くシャツはやがて乾き続く
茹だる様な夜いつの間にか
終わり告げ 涼風が薫る
夏が過ぎようとしてる
すっかり茂ったしげみの中で
静かに鳴き出した声は
誰かに何を伝えているのか
何故そんなに切ないの
昨日まで手が
届くと感じてた
星空は遠くて見えない
もう届かない
あともう少しだけでいい
すぐ消える蜃気楼としても
記憶の欠片 紡ぎ合わせ
当て嵌める星 夏の空
僅か瞬く流星は
今も誰かの願いを乗せて
あともう少しだけでいい
夏の幻
夏が駆け足で過ぎてく
何処からか流れてくる焼けた
花火の匂い 風に乗って
消える泡沫 夏の空
儚く消えた閃光は
今も誰かの目に焼き付いて
夏が駆け足で過ぎてく
何を残して
|
|
|