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愉芽の墓場
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作詞 風物詩 |
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今僕が握っているモノは
100%の保証は無いけれど
思い描いた未来の形のプレリュード
演奏会に足を運ぶのは自分自身の
孤独で不安な時間の塊かもしれない
重圧と悪魔のささやきで
恐れていた瞬間が僕を待ち受ける
逃げ出して未来をも投げ捨て
軽くなったのは今だけだったなんて
後悔背負った僕をまた嘲笑う
分かれ道で選択肢を余儀なくされた世界じゃ
人はより安全な方へと歩いていくさ
こうして今日も塗りかけの一ページが消えていく
夢の墓場に灰がたまっていく
ただ呼吸を繰り返して 過ごして行く日記なんかじゃ
僕は満足なんかできないんだ
可能性の数値が目に見えなくても
自分の想いに嘘はつきたくない
今もまた 誰かの愉芽が捨てられていく
粉々に砕け散ったガラスは
二度と元通りには戻せないように
時間も日々過去へと帰っていくから
“今”を既に殺して過ごしていたら
先のトビラの形さえも見えない
地を這ってまるで抜け殻のような僕を
高い所から蔑んで見て笑ってもいい
それでも約束された可能性をこれからもずっと
見て見ぬふりするよりは未来を模れるだろう
今日も誰かが 愉芽を殺していく
灰になった愉芽は 二度と手にはできないのに・・・
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