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薄鈍
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作詞 cheshire |
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近すぎたのか
遠すぎたのか
今となっては解らないけど、
どこかで何かの
ギシギシに
気付かなかった、あの時々
キッチンで作るシフォン。
ただ待ってた。出来上がるのを。
満月だったから眺めてた
子供みたいに
待っていれば出てくると
満月と同じように
『ありがとう』も
『ごめんね』も
息吐くついでに出て来るただの言葉で
阿呆でも口から突いて出る
いつも通りのただの会話
誰もいないキッチン
満月みたいに欠けていく
見えなくなっても
きっとまた出て来ると
子供みたいに信じてた
あの日気がつかなかったのは
近すぎたのか
遠すぎたのか
今になったら解るんだ。
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