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楓
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作詞 ゆー |
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あなた
苦しいのか愛しいのかどうか
長い長い時過ぎて
木漏れ日は熱を失いました
見上げた楓が燃える
このまま待って
埋もれてしまいましょうか
赤い赤いなか腐って
消えてしまいましょう
そうすればもう
あなた
指切りした楓の下どうか
くるりくるり冷えた風
影とりどりに散らされて降る
燃える楓を目指して
どうか歩いて
埋もれてしまいませんか
赤い赤いなか二人で
消えてしまいましょう
そうすればもう
さようならさようならと
赤い葉が落ちていきます
さようならさようならと
赤い葉がまた落ちて
風に吹かれてかさかさと
積もりゆくのです
あなた
頬は青く息は白く消えて
遠い遠い思い出が
酷く暖かくて怖いのです
目を見張るほどの赤が
幻さえも
隠してしまったのでしょう
赤く赤くただ二人で
消えてしまえたなら
それだけでもう
覚えていますか
いつか新芽に濡れていた
この場所を
分かるでしょうか
あなたが触れた
私はもう違う誰か
さようならさようならと
赤い葉が落ちていきます
さようならさようならと
赤い葉がまた落ちて
目を閉じてまだちらちらと
積もりゆくのです
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