|
|
|
焼き芋で乾杯
|
作詞 すずの |
|
焼き芋で乾杯
初めて 奢ってもらった
2つに割った 焼き芋
甘い秋の香り
寒い木枯らし吹く帰り道
頬が赤く染まったのは
冷たい 風のせいでも
熱い お芋のせいでもなくて
夕焼けと あなたのせいなの
女子扱いされてない事
わかっているつもりだった
ほろ苦い片想い
彼女出来たと嬉しそうで
メガネが白く曇ったのは
笑わせたいわけでも
のぼせ上がったわけでもなくて
切なくて 胸が熱くなった
喉が渇いて飲み込めず
急にムセこむ振りして
瞳を そっと拭う
缶コーヒー奢って乾杯した
笑顔が 揺れて見えるのは
立ち上る湯気の向こう
ぼんやり宙を見てたんじゃなくて
一瞬で消えた恋の儚さよ
|
|
|