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ガラスの向こうのあなたへ
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作詞 すずの |
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ガラスの向こうに あなたが立つ
こんな風に あなたを 見つめるなんて
この壁が無ければ 殴っていた
見守る人がいなければ もっと罵倒した
時間が限られてなければ きっと
何故だと問いつめていた
あの日深く頭を下げ 謝るあなたを
信じる事も 許す事も 自信がなかった
ガラスの保育器の中で 輝いていた命
初めて 出逢えた日が よぎる
あなたから もらった幸せは
深い闇照らす灯 全て変わった瞬間
悲しみにすら 感謝する日々
命に代えて 愛おしいのに
不器用で 無垢な魂よ どこにいても
生きづらさに いつも 苦しかったね
勉強に見切りつけ 働くと家を出た
一生懸命に働くあなたの事
自慢だった 誇りに思っていた
弱点なんか とっくに克服していたのに
胸を張って 生きて良いのに 寒かったね
電気の切れたアパート
他人を傷つけ 言い訳なんか出来ないんだよ
来年の成人式 その場所から 始めるんだね
ガラスの向こうの あなたに 今
どんな言葉で 伝えたら届くの
まだ若いあなたの 背中に十字架
その意味は 重く ちゃんと 理解するまで
共に背負う覚悟 心に誓うよ
うちに帰っておいで
あなたは そこに辿り着くために
あの日 生まれてきたんじゃない
ガラスの向こうの あなた よ
憎んだ世間に支えられ生きてる
懺悔する日々にも 気づきと感謝を
そして ひとすじの光に 導かれ
愚直に進む 尊き魂を 馬鹿野郎を
私は 見捨てない
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