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雨物語
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作詞 NYHY |
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ある雨の日の夜のこと
僕は街に繰り出し 傘も持たず
しばらく歩いた
スニーカー湿った頃
君からメールが届いた
「今から会えない」
「苦しい」そう言った君は
ずぶ濡れのパジャマ姿
表情も不安定なまま涙流した
僕はその時思った
「どうか雨よ、彼女の涙を隠してくれ」
そして同時に思った
「どうか雨よ、彼女の涙を流さないで」
泣くのなら雨の日がいいよ
強がらなくて済むから
泣くのなら雨の日がいいよ
怖がらなくて済むから
昨日の音も明日の音も
今日は全部聞こえないから大丈夫
好きなだけ叫んでいいよ
僕はあの時思った
「どうか雨よ、彼女の涙を隠してくれ」
そして同時に思った
「どうか雨よ、彼女の涙を流さないで」
ある雨の日の後のこと
僕ら街に繰り出し 地図も持たず
しばらく歩いた
スニーカー乾いた頃
遠くで鐘が響いた
「夜明けだ」君は笑った
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