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通り雨
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作詞 相田蓮 |
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君が心をノックした時
私はちょっと留守にしていて
それに気付いたのはずっと後のことだった
雨を避けて入った喫茶店で
君は哲学の本を読んでいて
私はくだらない地図を書いていたね
嬉しかったのは
つたない優しさが 君に伝わったこと
そして
それ以上に君が優しかったこと
どんな歌にも負けないくらい
ねえ なぜ ねえ なぜ
こんなに君のこと 覚えてるの?
私はなぜ「さよなら」と言ったんだろう
自分を「僕」という君は
大人びた眼差しで
それに気付いていなかったね
傷口が痛んで眠れない夜は
平気なフリして笑いあって
光をたぐり寄せようとした
今なら分かる
自分の好きなところ 嫌いなところ
それに
ちゃんと説明もできるよ
褒めてもらいたいよ 君だけに
ねえ なぜ ねえ なぜ
こんなに世界が揺れるの
心はどこにあるの 教えてよ
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