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生命指南書
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| 作詞 ろいろい |
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君を馬鹿にしたのは何処のどいつだ
君は今日も歯を食いしばっている
君が泣くことさえ許さないのはどいつだ
君は今日も頑張って笑っている
君の夢を笑ったのはどいつだ
君は今日も自分を責め続ける
君の努力も知らずに罵るのはどいつだ
君は今日も他人に優しくする
そんな君が報われないまま
世が美化されるのが常ってもんで
抗う力もないのが所詮人間で
それは僕もわかってるから
せめて言わせておくれよ
一人でよく頑張ったな
この歌は君の涙を受け入れるための器で
この歌は君が明日を見据えるための硝子になって
届いているかな 僕の声が
僕は君を心から讃える
君を屑と言ったのは何処のどいつだ
君は今日も端っこで生きている
君が笑うたびに醜いと言うのはどいつだ
君は今日も陰に籠っている
君の光を裂いたのはどいつだ
君は今日も光を探している
君の言葉を見ぬふりするのはどいつだ
君は今日も叫びを胸に仕舞う
そんな君が救われないまま
半端にお節介なのが常ってもんで
嘘を呼吸とするのが所詮人間で
それは僕も多分同じだから
せめて本音ひとつ言うよ
君は君らしくあればいい
この歌は君の笑顔を映し出すための鏡で
この歌は君の光になる小さなランタンになって
届くといいな 僕の声が
僕は君を心から讃える
君は一人の人間にしか過ぎない
街に呑まれてばかりの小さな
人間にしか過ぎないけれど
君が君だと言う証はあるじゃないか
姿や声、苛立ち、妬み、喜び、幸せ、言葉、人生、教養、運動、芸術、個性
全て失ったとするならば
最後には 転んで ぶつかって それでも這い蹲って
誰よりも「人間らしく」生き抜いてやればいい
君が背負ったその大きな不安や
君が庇い続けたその傷は
君にとって なにであるか
悔しいなら ここで終わってはいけない
その不安や恨みを切り裂いて
傷や痛みを吊るし上げて
立ち上がれ 立ち上がれ
僕の歌を犠牲にしてもいいから
この歌は君の未来を作り出すための代償で
この歌は君の命が輝くための燃える火となって
届いてくれよ 僕の全て
僕は君を心から讃える
僕は君を心から愛する
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