|
|
|
かなしいうた
|
作詞 ろいろい |
|
君の笑った顔が 何故最期の思い出になってしまったのだろう?
僕に残されたプレゼントは 残酷すぎる
過ぎてゆく日々は 騙し通せる筈もないのに
僕らは互いに 心を誤魔化し合った
「言葉にしなくちゃ伝わらない」
でも言葉にしたって伝わらない
「後ろを見てばかりはいけない」
でも振り返らないとわからない
そうやって手を繋いで わざと道を逸らしてた
ひとりぽっちの僕には 情けないほどそれが簡単だったから
君をあの夜 浚った。
つまらない世界だから 君の命に甘えていた
つまらない日々だけど 君がいることが誇りだった
君といただけで 周りの戯言も
耳の裏を風のように 通り過ぎる程度だった
繋いでた君の糸がふつり消えた時
周りは僕を囃し立てた 拳が音をたてていた
「言葉にしたって伝わらない」
でも言葉にしなくちゃ伝わらない
「振り返らないとわからない」
でも後ろを見てばかりはいけない
君と歩くうちにそう思えるようになってきたよ
つまらない世界だから 君に会いに行った
つまらない日々だけど 君の笑顔は華色だった
君は弾けるばかりのその艶やかな笑顔で
最期まで僕を慰めてくれた
僕はそんな君に何ができた?そんな君を
どうおもった? 怖かったんだ
本当は知っていた 君が窓の外見て我慢してたこと 痛がる体抑えて「大丈夫」だって必死に繰り返してたこと 君が消えたくなくて夜も暫く寝なかったこと 死にたくないからって朝もずっと顔を隠してたこと 泣きたくても唇噛んで滲み出た血を拭ってたこと
叫びたくても抑え込んで 紙をペンでぐちゃぐちゃに染めたこと 僕は知っていた
見ないふりしてた
ごめんなさい 今になって何度も空に叫んでる
なんで君は 最期まで 笑い続けて…
泣き叫んでよ 喚いてよ 苦しいって暴れてよ
死にたくない もっと生きたい こわいんだと
僕の前で
哀しいよ なにもなかったように 消えないでよ
ねえ、戻ってきてよ ふざけんなよ
答えてよ 淋しいよ
|
|
|