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even if love goes down
作詞 @tsu
人を否定してしまうという事は
自分を否定してしまうという事
久しぶりに言い過ぎた日、一体僕は何を言ってるんだろう


人には悪いところも良いところもある
僕はまた片側から見た視点で
全てを決めつけて無闇に立ち入っただけ



どんなに正しい事を言っても
やったらめったら攻撃的に主導権を握ろうとする人には
誰一人付いて来ない


どんなに優しい言葉を知っていても
そこに何の覚悟も経緯もなければ
ただの無責任な言葉の羅列にしかならない



僕は今どれだけ
蜘蛛の巣を払って、闇を切り裂いて
無味無臭になりがちな暮らしに新しい流れを作っていけてるかな

どんなにどうにもならない現状や自分の心でも

どうにかしようと奮起していられてるかな



今日も僕は世界や人々から
どう思われてようと構わないけど

貴方からはどう思われてるか不安な淡くぼかした色彩

きっと負けてしまうより
きっと失ってしまうより
目を背けるように諦めて馴染んでしまう事が貴方を一番傷付ける

僕は知ってるんだ、貴方が近くにいてくれるのは
僕が頼りになる人間だからでも
揺らがない心があるからでもないって


人には言えない道のりであろうと
誰からも祝われない二人であろうと

ここは僕と貴方の愛があればいい幸せへの小道

全てを言葉にできないからこそ貴方がいる
全てを受け入れられないからこそ二人でいる
いつも葛藤はチクッと刺さる棘

伝え切れない心情があるのも事実で
触れられない部屋があるのも事実で
その上で一緒にいられるのはやっぱり愛


貴方を憎んだり、抱き締めたり
それがきっと僕が生きてるという事

それがきっと貴方を愛してるという事







命をいただいて命をいただいている
それはきっと愛も一緒なのかもね
この身体は少なくとも二人分の血肉で出来てる


子供を抜け出したのか
大人になりきれなかったのか
そんな曖昧で仕方のない叫びがいつも愛を探し呼んでる



誰かの涙をいただいて僕は今涙を流せる
誰かの痛みや悲しみをいただいて
僕は今幸せを感じて噛み締める


お互いに残った時間を気にするなんてもったいない
一時の哀れみで立ち止まってしまうなんて口惜しい
今はできる限りの笑顔で



この命も、この愛も
最初から儚いもの、でも夢というには
何事も全ては上手くいかないやきもきした夢物語

殺して殺されて、犠牲と存続

それも大きな目で見れば人類という命の生命維持活動



今の貴方の煌めきを見て思った
過去がどうであれ、これからの未来がどうであれ

今の貴方はこの世の何より美しい

今どんなに慕われる明るい道を歩いてるとしても
過去に歪んだ思い出を忘れないで歩く
その想いを焼き付けたい

貴方は自分では見つけられない
僕自身の価値を探し当ててくれた
僕の色とも呼べない色に名を与えてくれた


苦しくても、辛くても
ただ孤独に似た想いを抱く日々も

二人が離れない前提で胸が痛むなら愛はまた湧き出す

傷付けられても傷付け返す以外の
抱き締め方を知ってる貴方を目の前に
これは傷付け合いではなく愛し合いなんだと思う

言葉以上の世界を魅せて照らしてくれる貴方
だからこそ僕は今日もそれを何とか言葉にしようと
必死に追いかけて陰るから


命を温存してしまおうなんて
精神を安定させてしまおうなんて

とんがって自分を貫いてしまおうなんて本当にバカらしい











お互いに自分の弱点を知っている
だからお互いに自分のできない事を分かってる
いつもお互いは尊厳と権威を持ち合わせてる

そしてそんなお互いだからこそ
欠けてる、至らないお互いを徹底的に

貶し合える、責め合える、認め合える、許し合える







貴方が隣にいて起こり得る困難はもう
僕がそばにいてぶつかる争いはもう

お互いにとってどちらのものでもない新しい一つの人生

貴方がいるからって僕の中で完結するものは少ない
でも貴方がいるからこそ僕の中で
また紡がれていく僕の人生がある

きっとそれは貴方もでしょう?
そう思えるからこそ二人はまた何気ない日常や空
小さな亀裂や弱々しい風にもまた何かを想う


燃えてるからこそ見苦しく息のできない想い
罪悪感を潜ませてるからこそ疚しく悔しい想い

きっと愛は様々な想いの集合体だろう

行き場のなくなった明日がまた新しい音を奏でてる
昔普遍的で捨ててしまったありきたりな意味に
価値を見い出そうとしてる

完成を夢見るからこそ遠ざかる未完成
理解を求めるからこそ確固たる答えを急いでしまう
愛すべき孤独な迷子ちゃん




いつだって出逢えてよかったと思える未来は
大抵出逢いたくなかった過去から運ばれてくるもの

貴方を時に傷付け、憎み、遠ざけた感情や時間の末に
それもまた愛にはなくてはならない愛の後ろ姿や寝顔、輪郭

そして幸せや喜び、記憶を内臓として初めて愛は愛になる

愛は初めて体温や呼吸、存在する意味を持つ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル even if love goes down
公開日 2016/11/21
ジャンル その他
カテゴリ その他
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