|
|
|
0-zero-
|
作詞 あすとらる |
|
誰にも見つかりませんように、と
死ぬ気で築き上げた防壁を
内側から壊していくんだ
般若みたいな顔して
警鐘を鳴らしながら
言葉のひとつひとつを綴るたび
僕は透明度を増していく
少しずつ癒されて
同じだけ弱くなる
難しいセリフを並べちゃうのは
逆説的なプライドのせい
もう少し素直になれたらいいな
おにさんこちらてのなるほうへ
伝えたいことが伝えられないから悲しいんだけど
それすらも伝わらないのかなぁ
自分で仕掛けたはずの地雷も
どこに埋めたか分からなくなって
探す途中で踏んでしまった
半端な威力だったから
軽傷で済んだようだ
言葉のひとつひとつを綴るたび
僕は透明度を増していく
遠くで見守ってて
もう少しだけ近くで
優しさのレベルで比べちゃうのは
慢性的に飢えているから
どれだけ必要とされてるのかな
かってうれしいはないちもんめ
気付かないことに気付いてないから叫んでるのに
それにすら気付かないのかなぁ
だから壁を作って立て篭もった
有り余る情熱を注いで
たくさんの縫いぐるみを連れて
デカイ壁を作って立て篭もった
大袈裟な装飾を施して
「探さないでください」と残して
伝えたいことが伝えられないのは苦しいから
それだけはどうにか伝えたくて…
誰かが探しに来ますように、と
死ぬ気で築き上げた防壁を
泣きながら壊して来たんだ
韻などを踏みながら
字数を揃えながら
鳴らない携帯電話を
両手で握り締めながら
ようやく辿り着いた出口
あなたに会いに来たんだよ
宇宙よりも暗い夜に
あなたに会いに来たんだよ
|
|
|