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京都の東京の女の子
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作詞 つばめのす |
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ホテルの出掛けの朝シャワー
体が薄ら寒い
連泊の身軽さに歩くもみじ街道鹿ヶ谷通
平氏の企み叡山の横槍
白川通りを行けば我が兄を助け給へ
陰謀に消される女人の情炎
帝が腹を減らし道喜が作りし粽
塀に沿って歩けば応仁の荒ぶ世の風
櫃に囲いし女の操東京に帰ればどうしようか
恋に破れ来てみたが
世のダークサイトの起こす事変の数々
見えない物を畏怖し噂に己の想像力の
なせる心中の妖怪に怯え畏縮する
権力を手中にした者が自分の影に
怯えるように 脳裏のレーダーに
浮かび上がる者を殺戮していく
臆病の種を潰していく
三条河原を血の海で染めた狂気の男
妾にしたもののまだ寝所に上がらぬ娘まで
一族として磔の竹矢来の中
公開中独裁者と一緒に見せられて
謀反の讒言に踊らされる
この世の闇は己が作り出す 無の恐怖を捏ねて
欲もプライドも捨て魂を千二百年の都の空に
遊ばせれば何も畏れるもの無い
岡崎疎水に佇む女の姿が
噴き上げる思いに何を思う
平安の時も荒涼の時も時空を越え
荒ぶる魂を解き放て 詐満の呪術を打ち砕け
いつまで恐怖を植え付け従わせる積もり
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