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丘の街
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作詞 やつふさ |
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朝もやのかなたに 山が連なり
まどろむ街が 明けていく
墨絵の山から 色彩の丘へ
打ち寄せる 波のように
紫の風が 吹き抜けていく
丘にたたずむ 小さな家へ
北の大地に 降り立つ私
あなたと訪ねた 青い池
「二人の家の 壁紙に」
つぶやく口元 じっと見ている
燃える紅葉 山から降りて
紅い絨毯 丘の街
白いキャンバス 踊る紅
筆の闘い あなたの証
美術館は 廃校校舎
冬の寒さも 吹く風も
まぶたに残る 三愛の丘
あなたの描く絵 白黒絵の具
ダイアモンドの 柱に祈り
無言で閉じる 愛のパレット
親子の木の前で ハイポーズ
緑の丘の 想い出は
名前のない木に 埋めましょう
さよならの 声もなく
石の駅を 私は旅立つ
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