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時間矢印幻覚症状
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作詞 匿名 |
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さぁ解んないな、充実した毎日が、
喉が渇いたと声を漏らしていて、
命も血の気も通わない、空っぽな
変死体じゃ、希望に扱われるだけの、
人形でしかない訳で。
優柔不断な運命に振り回されて、
仲間も仲間と呼べない友達も、
枯れて腐って、見るも見えない淡い
思い出となって消えていった。
回らない地球儀、閉じ込められた私。
涙も干からびて、荒れ果てた。
絶望の日差しも、拒絶した心も、
永久の思い出へ放り投げた。
悲しいなんて言わない!
寂しいなんて言わない!
だから置いていってよ!
ほら背を押す矢印が飛んできた。
あぁ暇だな、絶望も通り越した。
暇と自己解釈したこの時間、
焦った様に満喫して、汗を流しながら
恐れを隠して突き進む。
先導をする囮でしかない訳で。
自己満足なんだと解っても、
逃げる様に気付こうとしない。
焦って困って、立ち止まる事しか
出来ない、地獄に落ちた。
終わらない明日、繰り返す昨日。
心も汗を流し、死を背後に見る。
切り裂く夜明けも、壊した時計も、
記憶の果てに消し去った。
哀しいなんて言わない!
淋しいなんて言わない!
だから放っておいてよ!
ほら威圧する矢印が飛んできた。
何のためにここまで闘ってきたのか?
こんな苦しい夢を何時まで見つずけるのか?追いかけてくる永久の焦りが、
2倍のスピードで襲ってくる。
答えを教えてくれよ。
解っていても、恐くて振り向けない。
苦しい、可笑しい、悲しい、寂しい。
決着をつけよう。
差し迫った心情、動かない体。
縛られた様に、涙を流す。
被さる不安と、取り囲む恐怖心も、
何処かの過去に送り返した。
明日なんて恐くない!
昨日なんて恐くない!
一人だって恐くない!
ほら飛んでくる矢印を打ち落とせ。
ほら飛んでくる矢印を打ち落とせ。
打ち落とせ。打ち落とせ。
ほら、打ち落とせー!
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