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旋律の無い鎮魂歌
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作詞 悲喜仔 |
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どこまで届いているのですか
旋律の無い鎮魂歌
どこまで伝えられるのですか
あなたの心の奥の 奥の
期待できないし 面倒だし
恋をしたくても諦めます
後で辛いのが厭だから
あえて友の輪からはぐれます
そんな卑屈なわたくしです
そんな無骨なわたくしです
「閉じ篭る方が楽なんだもん」
そのうち歩けなくなるかも
どこまで聞こえているのですか
旋律の無い鎮魂歌
どこまで慰められるのですか
痛手を負った心を 心を
長い、長い これは手紙です
拝啓、兄上、お元気ですか
ぶつぶつ、呟く 独り言です
弟、妹 調子はいかが
軽く鬱なわたくしです
心地さえ良い 倦怠感です
言葉の羅列で遊んでいます
言の葉散らして 吹雪ごっこです
どこまで聞いてもらえますか
旋律の無い鎮魂歌
筆の置き場も見当たりません
蒼い墨は流れて 流れて
今もどこかで泣いている
君に会って話がしたい
他愛も無いおしゃべりから
反吐が出そうな自虐の鬱まで
傷の舐め合い
意味も無い
進む助けにならなくても
どこかで聞いているのですか
旋律の無い鎮魂歌
馬鹿で哀れな迷い仔の
負けた負けたの遠吠え 遠吠え
いくらか甲斐はあるのでしょうか
旋律の無い鎮魂歌
どこまで解ってもらえるのですか
解ったところでどうなるという
あなたの為になりますか
旋律の無い鎮魂歌
気休めにでもなり得るのなら
馬鹿な迷い仔 しっぽをふります
どこまで響かせられましょうか
あなたの心の空洞に
その旋律は空しいですか
・・・それとも。
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