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ラブ・レター
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作詞 悲喜仔 |
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深夜バスは 妖しげに光って
眠る街を抜けてゆく
古いウォークマン 延々と私の
為だけに歌 うたう
沈む身体に よぎる何か もやもやした痛み
水槽の中で息を潜める
魚のように まどろみ 浮べてみた
届かない 憧れを 朧月に 打明けましょう
恥じらうことなく
言の葉の比喩に 切なさを 隠しましょう
私の恋文(ラブレター)
for you
秘密の約束 濃藍の闇に融けて
眠る街に消える
一時間前の 振った右手と 遠ざかる眼差し
『刹那』という言葉の意味を 今やっと知りました
わからない 問い掛けを 浮雲に 預けましょう
戻らぬ想い出も
旋律の 揺らぎに やるせなさ 重ねましょう
私の恋唄(ラブソング)
for you
言の葉に 切なさを 旋律に やるせなさを
そっと仕舞いましょう
幻を 掴み損ねた 私から 最後に送る
これは恋文(ラブレター)
for you
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