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独壇場
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| 作詞 悲喜仔 |
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空蝉喚く 夏の彷徨い風 一握りの憂いを 残し 何処ぞゆく
流るる侭に 身を投じませば 辿り着く先は 何時ぞやの海か
･･･地べた 睨み 突っ立って 案山子の真似事です
へのへのもへ字 そのへの口を かっ開きたくなりました
篝火(スポットライト)を寄越して頂戴 此処は誰にも渡さない
一回切りの長い物語 主人公は醜い妾(あたし)
背筋伸ばし
人並みの生き方を 拒むと云ふのなら 人並みの倖せさえ 得られぬと思へ
其れでも尚 孤独に耐えられるのなら 喧騒に負けじと 腹を掴み力を込め
･･･仮令誰も 理解出来なくても 吐き切るしか無いさ
胸に詰まらせた侭では 心の臓に宜しく有りません
･･･夢か現か 幻か、否 人生で御座います
微睡むやうに 噫！ 謳歌しませう
「愛されたい」等と泣き言を云うな 御前が選んだ舞台は
誇りと云う高く険しい 美しさを放つの
篝火を寄越して頂戴 今は妾の時間さ
一回切りの長い唱 謳おう 小耳にでも挟んでおくれ
妾の証
生きた証･･･
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