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想
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作詞 優陽 |
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手に入れたものは消え また手にして
いつのまにか指の隙間から溢れてく
大事にしていたものは形を変えて
きっと私の前に立ちはだかるだろう
上手くやろうとすれば空回りして
思うがままに駆け抜けた
息が切れるほどに夢中になった
あの日の誓いはどこに置いてきたっけ?
どうやって今まで歩いてきたのだろう
崩れ落ちそうなほど脆い足元は
もうあと一歩踏み込めば終結を迎える
その時に僕はやっと笑えるはず
雨に濡れ落ちていく夜
静かに零れ落ちる雫は儚くて
誰かの命の終わりを告げるようで
いつまでも純粋でいられる子供のような
白い羽根はいつのまにか汚れた
赤に黒に打ち付けられながら傷を負った
あの日のこと戦士は今どこにいる?
このまま覚めない眠りの中へと
一つだけ口づけを添えて別れ告げる
もうこの場所へと用はないと
涙密かに浮かべさよならだけを置いていく
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