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信じることはすばらしい?
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作詞 WIMP |
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日曜の夕方 静まる公園を
一匹の捨て犬が走る
人間不信で人を見下し
空腹に絶えながら生きている
そんなある日 捨て犬に
パンを与える若い
ギターを持った男
軽く微笑みながら
「そんな怖い顔すんなよ
腹減ってんだろ?」
心の扉が開きそうだ
人を信じないと誓ったのに
やさしさで簡単に鍵が開く
味わったことのない
暖かさに触れて
毎日彼はきてくれた
パンや牛乳を与えて
歌も唄ってくれた
「またくるからな
どこにも行くなよ」
約束かわし彼は笑った
だが次の日も次の日も
彼の姿がない
そして待ち続けたが
彼はこない
やっと信じることが
できるようになったのに
しかし犬は彼を憎むことはなかった
本当のやさしさを教えてくれたから
いつかくると信じて待ち続けた
彼の歌が頭をよぎる
そして犬は最後のときを迎えた
「ごめんね もうここで待てないよ
先に逝って待ってるからね」
犬は最後の最後まで彼を信じた
そして犬は天国で今も待ち続けている
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