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膨張
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作詞 しゅんのあしおと |
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膨らんでいく僕の頭を とがった先でつつくよ
つついて割ってはじけて 平穏が訪れる
どんどん膨らみ続けて アインシュタインよりも大きくなったら
四六時中計算ばっかりして 気が休まらないだろう
それだけは避けねば 賢くなりすぎることだけは
僕の頭なんてどうでもいい 世界が平和であればいい
膨らんでいく僕の頭を 誰かがコツンとつつくよ
「何だ、このヤロー」よく見たら
かわいいあの娘が つついてた
なぎなたで つついてた
針で風船割るように 頭を割ろうとするけれど
そんな勇気も力もなくて 気付いたら頭皮マッサージになってた
ほんとは君ので 試したかったんだ
だけど君は全然スキを見せない 全然スキがなかったんだよ
気のせいか君の頭は だんだん縮んでいるかな
君のやさしさは嫉妬するほど 心地よい春の風
膨らみ続ける僕の頭は 木星よりも大きくて
縮み続ける君の頭は マダニよりも小さい
膨らんでいくスピードは 激しく切なくとめどなく
どこがどこで誰が誰だか もはや区別もつかない
まわりを青白い希望が 矢よりも速い矢のように
やすらぎさえ小さな点でしかなく すべてがどうでもよくなって
ただ崇高なる宇宙の真理が なんとなくわかったような気がした
膨らんでいく僕の頭を とがった先でつつくよ
愛するすべてに別れを告げて ひとりビッグバン
愛するすべてに別れを告げて
ひとりビッグバン
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