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最後の願い
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作詞 ☆永 遠☆ |
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凍える雪の中
君の名を呼び続ける
無常にも雪に埋もれ途切れる声…
叫んでももう君はいない…
雪たちが知らせる…
どうして俺一人を置いていった?
どうして俺の身代わりなんかに…
俺が生き残っても何も意味が無いのに…
お前にはこれからやらなくちゃいけないことがたくさんあるのに
何でお前は俺を助けたんだよ…
俺はお前の代わりになんかなれないし
生きてても辛いだけなのに…ねぇ、どうして…
お前の分まで生きてやるって簡単に言えないよ
俺はそこまで強くないから…
毎日お前の親に恨まれて過ごす日々…
『あの子を返して』なんて言われると苦しいよ…
俺が死んでお前が生き返るのならば喜んでこの命差し出すけど
でも、そんなことしたってお前は助からない…
置いてかれた俺は何を持って生きればいいの…
生きてることがこんなにも苦しいなんて…
俺もいっそ…なんて思うんだ…
そんな毎日が続いたある日
お前の机の中から見慣れない手紙があった…
そこには俺に対する事が書いてあった…
『もし私にもしものことがあったらアナタは早まらないで…
どうか私の分まで生きてて欲しいの…
私の分まで幸せになって
アナタの幸せは私の幸せでもあるから…
これは私からの最後のお願いよ』と書いてあった…
俺は泣きじゃくりながら
お前の名前を叫んだ…
涙が枯れるまで泣いて
声が出なくなるまで叫んでた…
きっとお前には、こうなることがわかってたのかな…
だから、あんな事を書いてあったのかなって…
俺はお前の為に何一つ出来ないでいた
俺、お前の分まで生きるよ
今生きてることが辛いけどお前の為に頑張るから…
それが唯一俺が出来ることだって分かったから…
お前はいつまでも俺を見守っててくれよな
お前がいたから俺はここまでこれたから…
今まで何一つお前にしてやれなかったけど
これがお前に対する最後の恩返し…
涙を拭いて前を向いて生きていくよ
そして、また笑顔を見せられるように笑って過ごす日々が来ることを願って…
ありがとう…優しさをくれて
ありがとう…いなくなってからも見守ってくれて
ありがとう…お前は俺にとって最初で最後のかけがえのない人だよ
愛してるよ。ずっとずっと。
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