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夕方のソファー
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作詞 忠犬jun |
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あなたが
この部屋を出てって
まだ5分
揺れる
白いカーテンを
私は見ていた
ただ それだけを
見ていたのよ
夕方のソファーから
離れられないの
大きな靴が消えた玄関に
寂しそうな
私のミュール
季節外れの
風鈴の音でも
隠しきれない
私の涙は
誰も拭ってくれない
あなたが
好きって言ってた
マニキュア
捨てる
その前に最後
小指にだけ塗る
ただ それだけの
未練だもの
夕方のソファーには
あなたの匂いが
聴かせたい歌があったのに
もう届かない
私の気持ち
冷たい秋の
夕空を流れる雲
隠しきれない
寂しい瞳は
誰にも見せたくない
すがることも出来ない
微笑んで受け入れて
あなたのことしか見えない私は
サヨナラすら言えないまま
期待してる踵を返す音
季節外れの
風鈴の音でも
隠しきれない
私の涙
あなたが知ることのない
別れの涙
夕方のソファーに零れた
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