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あいつはどこへ
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作詞 kojiro |
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ある日 道端ですれ違った
見間違うはずもない
何年も 何十年も私の心に住み着いてた
夏のあいつ
少し老けたね
背中もピンとしてなかった
でも 相変わらず
世間に背を向けて
似たようなお仲間さんと
突っ張って 肩で風切ってた
私なんかには
まったく 気づかず
すれ違っただけ
くわえタバコだったけど
獣の香り 少し減ってたよ
振り返り
あいつの背中 見つめながら
涙止まらなかった
私の 小さな狼は
図体 立派に成長して
相変わらずな態度
少し可笑しくて 微笑むことができたよ
今度こそ
もう会えないだろうという予感
重く感じたけど
今日のこの日を
あいつとの 決別の日にしよう
さようなら
夏のあいつは
消えていった
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