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白い猫
作詞 kojiro
飼えなくなった 白い猫
夏の山奥に 棄てに行った

初めて乗る ポンコツの助手席
物珍しげに 前を見てた
これからの 運命を知ることもなく

俺の腕に 擦り寄って
甘えて 膝に乗ってきた
危ないけど 最初で最後の甘やかし
一緒に 同じ方向 見てた

真っ暗な 山道の端
キャットフード ばら撒いて
お前 降ろして 俺は 逃げた
女と別れても 泣いたことない俺が
帰りの首都高 涙で滲んだ

トレンチコートの 襟を立て始めた頃
お前は 真っ黒に汚れて 戻ってきた
やせ細った身体 抱いて震えた
怖い思い たくさんしたに違いない

湯で洗い 真っ白に戻した
餌やったら お腹だけ ポコンと出た
俺のベッドで 泥のように眠った
寝息が切なかったよ

俺は またお前を
もっと 遠くへ 棄てに行く
もっともっと 遠くの山へ

東京にも 積雪した頃
お前の 汚れた毛に 白い雪は
積もるだろう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 白い猫
公開日 2014/08/20
ジャンル ロック
カテゴリ その他
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