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いろは心情論
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作詞 ΑGITΩ |
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笑いたくないのに笑う 鏡の前でむしゃくしゃする
笑わせてくる人たち いちいち苛立って距離を置く
遠ざかる人混み 本当は加わりたいのに
意味のない虚勢と苦悩から 正直になれない
泣きたいときに泣けない 叫びたいのに叫べない
苛立ちや苦悩は 内側でどんどん熱くなった
拳を握る力が 日に日に増していく
そんな色々が重なって 今日も幾つかの溜め息を零す
明日もまた笑うのかな?
泣けないのかな?
魂は救われないのかな?
騙し騙しに生きたって 空っぽのままなのにさ
どうして吐く息が濁ってるの?
昨日より酷くなってる
洗濯機を眺めると 自分の心を見ているよう
雨粒が垂れると 不意に何かがじんわりした
近寄る人の群れ 来てほしいけど来ないでほしい
価値のない笑顔と言葉で 純粋になれない
とある空の片隅 短く薄い虹が架かった
憤りや苦痛は 輝きの中で温かくなった
歯と歯を噛む力が 柔らかくなっていく
あんな色々があったのに いつの間にか優しくなっていた
明日もまた笑えるかな?
泣かなくていいかな?
救いなんて求めずに済むかな?
美しく生きれなくても 信じてくれる人がいる
吸う息が透き通っていた
昨日より景色が綺麗
大事なものは 大事にしたまま置いて
疑いながらでいい 違うものの中身を探ろう
けど 恐れはしなくていい
きっと 中身は素敵なものだから
昨日よりも笑いたいな
空を仰いでみた
いつかと同じ空に虹が見える
今度は はっきりと見られたよ
吐いた息に 魂が宿った
あの日の笑顔は そのままで
この笑顔が今だよ
塞いだ窓の中 閉じた扉の中
臆病だった自分は 思い出へ一緒に帰った
暗闇なんてなかったんだ
今日も景色は綺麗
明日は多分 今日よりも
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