|
|
|
隣人
|
作詞 騒 |
|
帰って来た ほら鍵を回す音
3日ぶり 出張かしら
水を使う 手を洗ってるんだ
うがいもよ 風邪ひかないで
壁を隔てて あの人がいる
同じ屋根の下 あの人がいる
朝の廊下で 2、3度 会った
ただそれだけの人だけど
挨拶の後 植え込みの花の
話をしただけだけど
気が付いてるはずないね
でもきっと素敵な人
テレビの音 下げて 耳をこらすと
着信音 誰からかしら
私これじゃ まるでストーカーだ
慌ててボリュームアップした
壁一枚が 越えられなくて
心の壁が 越えられなくて
偶然らしく 時間合わせて
「おはよう」なんて言えたなら
そこから少し話題ができて
友達ぐらい なりたいな
気が付いてるはずないね
半年も妄想ばかり
ボーッとそんなこと 考えてたら
チャイムでリアルに戻された
「これ出張のお土産なんです。
もし良かったらお一つどうぞ」
思いもよらない 顔が覗いて
何も口に出せず に立っていた
無言の時の 冷たい風も
二人の頬を 冷ませない
気付いてるはずないのに
もしかしたら まさかね?!
|
|
|
本作品の著作権は作詞者に帰属します。
|
|
|
|