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黒い街
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| 作詞 エスカルゴ |
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黒い街に一人 溶けそうになる
寂しく思えて うつむきながら
すれ違うひとは 誰も止まらない
誰かが言う "振り返らないで"
心地よい風が吹く 空の僕が立ちすくんで
落ちてゆく花たちを 笑いながら見ていたい
ほら 黒い毒が空いっぱいに広がって
君の指が震えてる かわいそうに
今 焼け野原をさまよいつづけて
君が言えなかった 言葉を探す
固い体を寄せ合って まるい川に浮かべる
まるで風船みたいに ふくれあがって
すぐに壊れちゃうギター やっと見つけた気がした
ぶつけ合ったトンビと すごく大きなカメさんが
今 花火がはじけて飛び上がる
あの人は喜びながら 何かを叫ぶ
さぁ 誰も知らないところまで
船を漕ぎ始める にやけた顔で
黒い街に一人 溶けそうになる
誰かが言う "振り返らないで"
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