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むか〜しむかしの物語
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作詞 白い桜 |
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むか〜しむかしあるところに
泣いてる子供いたんだとさ
近くを通ったじいさんが
どうしたんだいとたずねたと
なにも答えずに泣いている
うずくまりながら泣いている
「顔を上げて」と促したら
オドオドしながら顔上げた
わたしは驚きこし抜かす
子供の顔見てこし抜かす
子供とわたしの顔を見て
全く同じだ瓜二つ
「大丈夫かい」と起こされる
警棒を持った警官に
自分の体起こした時
体変な感じしたんだ
体が小さくなっている
さっき会った子供くらいに
さっきの子供はどこいった
警察官に訊ねてみた
「子供?」と首をかしげていた
「きた時は誰もいなかった」
「いや確かにここにいたんだ」
「それよりその顔どうしたの」
鏡見せられてまた驚いて
体は子供で顔はおじいさん
恥ずかしすぎて壁の隅っこで
うずくまって顔伏せたんだ
しばらくすると声を掛けられた
「顔を上げて」と言われたから
恐る恐ると顔を上げたんだと
じいさん驚きこし抜かす
わたしの顔見てこし抜かす
わたしとじいさんの顔見て
全く同じだ瓜二つ
じいさん乱れて石を持つ
近くにあったでかい石を
わたしに目掛けて降り下ろす
その瞬間わたしは消えた
何が起きたかわからないが
呪ってやるあのじいさんを
顔はそのままで体だけ
子供の姿に変えてやる
・・・これは、今も続いているんだとさ・・・
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