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残ったのは睡眠欲だけ
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| 作詞 スロースターター |
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嫌な事全部から逃げ続けていたら
とうとう何にも出来なくなっちまった
ヘマをしたらいつでも親父に尻拭いしてもらい
言い訳を盾に逃げる技術だけが
やたら向上していた 他には思い出も何もない
間違えた 間違えた 一体何処で間違えた？
最初から 最初から 大元の考えがそもそも
独り善がりで甘ったれ過ぎだったんだ
精神科のクリニックに通い始めて
十年以上の月日が流れたのです
処方された薬だけ無駄に多くなり過ぎて
もはや普通の人間と言えるかどうかも怪しくなって来たのです
タブーを自ら作り上げ過ぎて
始めの一歩がなかなか踏み出せやしない
「今日からリスタート」そんな理念を胸に掲げるけど
迷いの末にやっぱり逃げて結局ここから
前に進めてません 辛うじて引きこもりではないけれど
死のうかな やっぱやめた 明日になれば何か変わる
変らない 変らない いくら環境を変えても
今ここの自分が変わらなきゃ結局繰り返す
性欲すら何故だか全く湧かずに
マスターベーションさえも縁遠い日々です
昔夢見た素敵な彼女をつくるという願いは
やがて萎れて枯れ木のようにヘナヘナと鳴りを潜めているのです
今日も早めに寝る事にします
睡眠欲だけは絶え間なく
この身体中を流れ続けているのです
おやすみなさい
どうか悪夢を見ませんように
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