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コトバノウタ
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作詞 沙流鎖 |
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日々のアルバムの中に挟んでいた
些細な密やかな 僕らの独り言
使いこまれた言葉を並べ変えた
不思議に気持ち良い みんなの一人遊び
理由なんて気にせずに
眠たい瞼擦って
撫でるように打ち込んで
幻想を作っていた
季節は何度も移り変わって
似ていた僕らは それぞれの今へ
視界が未だに覚えている
手を繋ぐような 温もりは何処か
流れの中へ 埋もれてしまったのかな
明日を待ちたがる水と空と春に
委ねて花が咲く 椿の持つ子音
絶える事無い腕にはまり込んで
易しく導くよ 来世へ響くように
名前にある紫に
無くした暗さ探して
歌に託す思い出を
詞の中に仕舞っている
未来の愛しい流れを知って
溜めた一途さが 湧き上がるせいで
いつかの月の美しささえ
二回で足りずに 読み返すけれど
歯痒いことに 足りないものばかりだな
泣いてなんかいないよ
其処に確かにいたから
雨の道 青い楠 石の川 風の妖精
夜の爪 外の紙切れ 岩の音 みんないたから
明日の今頃も多分きっと
いつもの通りに 誰もいないけれど
他になかった繋がりだから
いつまでもきっと 繰り返しながら
呼び続けるよ 君が返事をくれるまで
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