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まぬけなゴッホ
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作詞 まっくす |
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ポストに届いた新聞の一番下の広告欄
例の画家の展覧会 この町で開かれるのさ
君があの日を振り返る
綺麗な海を思い出す度
そこに半透明の僕がいて
顔もぼんやりしていてさ
きっと声など忘れていて
君は海をずっとずっと眺めていた 何度も綺麗だねと
僕が砂にずっとずっと描いていた タンポポとライオン
君はタンポポもライオンも「ひまわり」と呼んでしまってさ
まぬけなゴッホの誕生を笑っていた
今朝ポストに届いた新聞に天気予報は下り坂
例の「ひまわり」の展覧会 君と一緒がよかったな
君があの日を振り返る
綺麗な海を思い出す度
そこから僕が消えちゃって
いつかはそんな日来るんだな
天気予報は下り坂
それでもゴッホを見に行こう
こんなに空は晴れている 街行く人は傘を持つ
降り出す雨を待っている それがなんだか可笑しくて
それから少しホッとした それからしばらく後のこと
ゴッホの絵画に恋をした まぬけなゴッホが恋をした
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