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胎動
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作詞 逝蝣(ゆゆ) |
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「ねぇ、如何して貴方はあたしを置いてゆくの。」
晴れ渡った青空の下、死んだ様な目で蠢いているのはあたし
不思議な程に体は重く 吐き気が止まらないの
「捨てられたのは君の所為?」
あたしが飼っている愛しい愛しい寄生虫
禍福を呼んだ あたしの生き甲斐
貴方があたしとこの子を疎ましいと思うのならば
あたしがこの子を孵すまでよ
「美しい黒揚羽にお成りなさい。」
そうすれば何時かあの人を見返し華麗に舞うことが出来るわ
きっと何時か必ず・・・・・
「君の名前は何?」
晴れ渡った青空の下、潤んだ目で喜んでいるのはあたし
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