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莫迦をんな
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作詞 逝蝣(ゆゆ) |
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漸く切願し続けた”愛情”を貰えると
深く考えず尻尾振って餌に喰らい付き
彼は
釣れた魚に満足して、水中に私を棄てた
”御前ノ事ガ好キナンダヨ”
廻る廻る―――嘘偽りの茶番劇
縋って求めた慰めは目の前で変形してゆき
客観的事実でぐさりぐさりと突き刺され
私は
何処にも隠れる場所が無くなって仕舞った
”莫迦同士ノ下ラヌ恋愛ゴッコデショウ”
廻る廻る―――黒白(モノクロ)カラァの茶番劇
この程度の事で傷付く私では無いけれど
唯、この世に対する諦めがまた、
深まってゆき
其れが単なる逃避だと 単なる弱さだと糾弾するのは勝手だけれど
私にはそう解釈し、切り捨てる事しか出来ない
だから耳を塞ぎ 感性を塞ぎ 真実を塞ぎ
夢想に耽り虚飾を繰り返して仕舞えば善い
唯其れだけ
簡単な事の、筈なのに・・・。
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