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ゼフィール
作詞 工工声
あなたという人だけが 私の真実だと知ったのは 旅立ってから
花と戯れている 一陣のそよ風になりたいと 想い焦がれていた

ガラス戸越しに言われたサヨナラは あなたの唇をなぞって詠んだ
わざと聞き咎めさせなかったのは 最後までみせたあなたの優しさ

タバコの煙をあなたの姿に 見立ててみたのは間違いじゃないわ
程好く口の中で微睡んで 私の舌で生き永らえている

苦味だけが残り 寂しいだけ

あなたを記憶から消せば どこまで忘れられるのだろう? 初めから終わりまで?
あなたの欠けた場所から 流れるそよ風が優しくてどうしても 忘れられない恋

真夜中の月と星に似た二人 抱いて抱かれて闇を照らしたのに
今では街の灯りが眩しくて 星は流れて月は細くなる

物語のような二人になれず 在り来りな会話ばかりしていた
時折ひそませた偽り言にも 気づかずに笑う無垢なあなたに

胸を痛めながら 泣いて泣いて

涙の海原は 深い青に染まり続けてしまった 涸れることなく
浮かべた小舟にも 波とそよ風さえあれば少しでも あなたに近づけた

出逢いが夢なら 別れも夢なの? 好きになれたのに 好きと言えないの
ゴメンね サヨナラ サヨナラ…

あなたという人がいて 私という人がいた、それだけ たったそれだけ…
それだけの恋心 一度や二度、何度でも繰り返す 「愛してる」

できるならもう一度 私の髪を撫でるように触れてみて ねえ、そよ風
当てなく流れ流れて 自然に還るつもりだった恋心 また逢いましょう…

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ゼフィール
公開日 2012/07/30
ジャンル ロック
カテゴリ 別れ
コメント 恋の待ち風。人は夢半ば。
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